24時間風呂のメリットとデメリット
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レジオネラ症対策研究所
レジオネラ症は、レジオネラ菌によって引き起こされる感染症です。この病気は、レジオネラ菌に感染することで、肺炎や高熱が起こることがあります。感染の主な経路は、衛生状態の悪い、家庭用24時間風呂や加湿器など、レジオネラ菌を含む水滴を吸い込むことによって感染します。感染を予防するためには、定期的な掃除と清潔な状態の維持が重要です。
家庭内での感染経路として、お風呂や加湿器が挙げられます。
特に、家庭用の24時間風呂は、常に40℃〜42℃でお湯が循環しており、レジオネラ菌が増殖するのに適した温度(20℃〜45℃)になっています。さらに、ジェットバスなどの泡が発生する風呂では、水滴やエアロゾルを吸い込む危険があり、感染のリスクが高くなります。
また、冬場に湿度を上げるために加湿器が使われますが、内部水槽や吹き出し口が清潔でない場合、菌が繁殖するリスクがあります。
レジオネラ症予防のためには、掃除と衛生管理が重要です。
風呂の循環システムや排水溝など、水のたまりやすい場所は特に注意が必要です。しっかりとした清掃を行うことで、感染リスクを低減することができます。
また、加湿器を使用する際には、定期的な清掃が不可欠です。加湿器の水槽や噴霧口には水滴が付着し、レジオネラ菌が繁殖する可能性があるため、こまめな清掃が重要です。清潔な状態を保つことで、感染リスクを減少させることができます。