年々増加するレジオネラ感染症の要因は
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レジオネラ症対策研究所
レジオネラ症は、レジオネラ属菌による感染症で、人から人への感染は起こりにくいですが、人工環境での要因が影響します。
レジオネラ属菌は、土壌や湖沼など広く存在し、埃と一緒に室内に侵入し、給水設備(貯水槽や給湯器)、空調設備(冷却塔や加湿器)、水景施設などに入り込みます。
設備内のバイオフィルムの中で増殖し、水滴やエアロゾルとして放出されるのです。
レジオネラ症の予防対策は、次の3つに分けられます。
◉(一次予防)感染の未然防止
◉(二次予防)早期の診断・治療
◉(三次予防)感染拡大の防止
具体的な対策としては、以下の点が重要です。
1. レジオネラ属菌の増殖とバイオフィルムの形成を抑える。
2. 設備内で形成されるバイオフィルムを取り除く。
3. エアロゾルの飛散を防ぐ。
4. エアロゾル化したレジオネラ属菌が空調システムに侵入しないようにする。
これらの対策を実施することで、レジオネラ症のリスクを低減することができます。